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平成25年度シンポジウム

農学イノベーション-新しいビジネスモデルと食・農・環境における技術革新-

 

日時
平成25 年10月 5 日(土)午前10 時より(午前9 時30 分開場)
会場
東京大学弥生講堂・一条ホール
主な対象
一般、学生、院生、若手研究者
講演要旨
別売(500円/1部)
ポスターイメージ
内容
日本農業は大きな転機を迎えつつある。従来の水田農業を中心とした主穀生産は、農学主導で現在まで技術革新がすすめられ、食料の安定供給を担う重要な役割を果たしている。一方、流通部門が主導するビジネスモデルが、主穀以外の様々な農林水産物を中心にいわゆる「6次産業」として成功を納め、地域農業を再生しつつある。 農学が今後の日本農業の発展にどのように貢献できるかを考えると、「6次産業」への貢献が重要になる。ところが、現状では分子生物学のような基礎研究、病理学や土壌肥料学のような生産環境研究、農業機械・農業工学のような工学部門を含めて考えても、その大半が主穀生産部門に注がれている。 本シンポジウムでは、6次産業として成功しているビジネスモデルの紹介、主穀以外の様々な農林水産物のビジネスモデルと技術革新の話題提供を行い、農学が主穀以外の部門で貢献するための発展方向を打ち出したい。
講演題目
「6次産業のビジネスモデルとフードチェーン」 千葉大学 
斎藤 修
「果物の六次産業化のビジネスモデルを考える」 農研機構 果樹研究所
小川 一紀
「『忘れられた家畜』ヤギ産品の需要喚起とその市場性」 日本獣医生命科学大学
小澤 壯行
「ストップ・清酒離れ 酒造りの技術を活かす」 月桂冠株式会社
秦 洋二
「エビの陸上養殖最新動向」 株式会社アイ・エム・ティー
野原 節雄
「農畜産バイオマスのエネルギー利用」 農研機構
中央農業総合研究センター
薬師堂 謙一
「林産学ルネッサンス」 東京大学
鮫島 正浩
「ポスト成長時代の農業イノベーション
-農業経済学は技術革新をどう捉えてきたかー」
名古屋大学 
生源寺 眞一