『日本農学会』は、総合的(広義の)農学系学協会の集合体で、各学協会が会員です。
『日本農学会』は、農学に関する専門学協会の連合協力により、農学およびその技術の進歩発達に貢献し、総合統一された農学の発展を目指す連合体として設立されました。昭和4年(1929)11月に設立総会が開催され、昭和5年(1930)から活動を開始しています。
なお、平成29年11月1日に一般社団法人として登記し、平成30年1月26日より一般社団法人として活動を開始いたしました。
ところで、地球環境および資源の有限性が明白になった21世紀においては、資源循環型社会の創造は全人類的課題でありますが、それは日本農学会の目指す農学の課題でもあります。農学というと、一般に農業に直接関係する学問のみを意味すると誤解されがちですが、それは狭義の農学です。
日本農学会の対象とする農学とは、狭義の農学、林学、水産学、獣医学等はもとより、広く生物生産、生物環境、バイオテクノロジー等にかかわる基礎から応用にいたる広範な学問全般を含んでいます。
即ち、日本農学会は、農学を、人類の生存と発展に貢献することを究極の目標に、自然科学と社会科学の基礎から応用までの幅広い分野を包含する総合科学としての農学の発展と普及を使命とする学会です。
設立当時は16学会であったのが、今日では学問的深まりに伴う研究分野の細分化によって54学会と増えています。(2022年2月現在)
『日本農学会』は、現在主に次のような活動をしています。